FACULTY OF SCIENCE AND ENGINEERING, GRADUATE SCHOOL OF ENGINEERING, IWATE UNIVERSITY

システム創成工学科 機械科学コース

MENU

全日本学生フォーミュラ、岩手連合EVチームが見事に電気自動車部門で総合優勝

受賞・成果 2016.10.16

9月6日~10日に静岡県小笠山運動公園にて「第14回全日本学生フォーミュラ大会(自動車技術会主催)」が行われ、岩手大学の学生2名が参加する一関工業高等専門学校・岩手大学・岩手県立大学EVチーム(岩手連合EV)が見事に電気自動車EV部門で総合優勝を果たしました。
 この大会は、学生自らが構想・設計・製作した車両により競技を行うイベントで、走行性能(動的審査)だけでなく、車両のマーケティング、企画・設計・製作、コスト等のものづくりにおける総合力(静的審査)を加味した総合ポイントで競います。欧米の大学では、有名自動車メーカーのバックアップのもと、非常に活動が盛んな競技となっております。EV部門は、競技車両としての走行性能のほかに感電対策や防水性などの非常に厳しい安全性が求められるため、書類審査や車検の通過が非常に厳しいハードルとなっております。本大会には海外チームを含む、全106チームがエントリーしておりましたが、全審査競技を完遂完走までしたのは全19チームのみ、その中でもEV部門はエントリーした13チーム中、車検通過5台、完走2台という非常にレベルの高い戦いとなりました。
 岩手連合EVチームには山生章義さん(工学研究科1年)と笹野大祐さん(工学部3年)が車両設計・製作メンバーとして参加しました。昨年に続く2度目の出場。前回は、慣れないスポンサー集めや設計開発、車両製作作業を乗り越え初出場を果たしましたが、残念ながら車検落ちという悔しい思いをしました。本年は初日と2日目に行われた車検と静的審査をほぼノートラブルで通過。3日目から行われた動的審査(走行競技)には、笹野さん含む3名のドライバーにステアリングを託され、時折雨に見舞われる中、無事に全競技を完走し、全体スコア25位(EVクラス総合優勝)となりました。また、エネルギー消費効率が最も優れる車両として「省エネ賞」も受賞いたしました。
 
 この競技車両の製作には、岩手大学高度試作加工センターが技術協力や製作支援、審査資料作成に本学ものづくりEF学内カンパニーである「ELEViX(代表:工学研究科1年 広野義明)」が支援しております。

大会の成績や詳細、動画などは以下のURLをご覧ください。
http://www.jsae.or.jp/formula/jp/

 本件に関する問い合わせ先:
 岩手大学高度試作加工センター 技術専門職員 武田洋一 engtake@iwate-u.ac.jp

ページトップへ